shinkishunou’s diary

新規就農で感じたことを…

就農準備④

引継ぐ農家さんとの価格交渉が終われば就農計画と資金を借り入れるための計画作り。
たぶん普通に会社を立ち上げそのための資金を銀行から借りるよりも、農業経営を始めるために国やJAから借り入れするのは雲泥の差があるくらい甘い。
しっかり自分で考え、実行可能な計画を立てられるなら目一杯借りてもいいと思うが、それ以外の方については慎重にした方が良い。
なぜなら、私はサラリーマン時代に中小企業診断士の資格取得を目指したりしていた。
そして自分なりに立てた計画がどんどんJA主導で標準反収やらの指標に置き換えられ(私の作った資料とは全く)違うものが出来上がった。
これは窓口となるJAの支店が国(日本政策金融公庫)や上部団体の信連に説明しやすいようにするためである。
自分が就農する予定の地域や農地の特性を考えると標準反収なんてあってないようなもの。
そんな架空の計画でお金を借りて順調に返せるわけがない(JA主導で借入額を減額されればそうでもないが…)
農業の専門家が作るならなんとかなるやという中途半端な思い込みは致命傷になる。新規就農者の多くが補助金の切れる5年以内に消えていく。
とにかく計画は自分でしっかりと考えること←そうしなければ農業経営はバクチみたいなもので、継続できるかどうかは運次第みたいになってしまう。
農業を始めるということは、農業を主業とする会社を立ち上げこと、貴方は会社の社長になる。生産から販売、経理から管理まですべてしなければならないのだ。(お金がたくさんあるなら税理士など専門家を雇えばよい…がこんな人いないよね笑)